【転職と年齢】転職するなら何歳まで? 転職の年齢に限界はなし

・40歳過ぎて転職しなければいけなくなったけど、大丈夫なのか

・転職したいけど20代じゃないの無理なの?

こんな悩みはありませんか。

僕が38歳で転職した経験から得た結論は、「転職で年齢の上限は考えなくていい👍」です。

この記事では「転職で年齢のことを考えなくていい理由」と年齢の代わりに「これからの転職活動に必要なモノ」を説明します。

年齢を重ねてから転職しなければいけなくなった人でも転職できる理由を説明していますので、年齢が気になって転職に気持ちが入らない人も、きっと前向きな気持ちになれますよ。

結論:転職に年齢は関係なし

僕は38歳で転職して外資系の経理の仕事に就きました。

当時も”転職35歳限界説”はありましたし、「若くないとまともな転職できないよ〜」みたいな雰囲気がスゴかったので、うまく行くかドキドキだったのですが、振り返ってみると時間はかなりかかったけど、思った通りの転職ができたんですよね。

つまり、僕の実体験が「転職に年齢は関係ない」ことの証明です。

なので、今転職しようとしていて年齢のことが気になっている人は、そこは気にせず前向きに転職活動を続けて欲しいです。

で、いきなりメンタルの話しになってしまいますが、「転職は35まで」とか「転職が長引いたら終わり」と言った、自分の足を引っ張る情報や思い込みは絶対捨てた方がいいです。

僕が転職活動していた当時、よく売れていた転職本で出てたモデルは、

「現職で実績残して順調に出世して、管理職の経験をして、在職中に転職活動して、より良い条件で次の職場へ。(以下ループ)」

「これじゃなきゃ転職は苦労します」

みたいな、「それまあまあなエリートやん。それができたら苦労せえへんわ!」と言いたくなるような”キラキラ転職戦略”が幅を利かせてたんですよ。(今もあんまり変わらんかもしれんけど。)

でも、こんなキャリアの人って転職する必要ぜんぜんないじゃないですか。

そうじゃなくて、転職する人って、今の職場でどうにもうまく行ってない人の方が圧倒的に多いと思うんですよね(もちろん、僕もそうでした)。

そんな人にとってはエリートの”キラキラ転職戦略”なんて机上の空論な訳で、百害あって一利なし。気分萎えさせるだけの邪魔な存在なんですよ。

実際僕も、”キラキラ転職戦略”なんて関係なく、38歳でも普通に転職できたので安心して下さい。

年齢が高くても、

・自分のキャリア(実績)と自分ができること
・会社の利益にどう貢献するか

をきちんと説明して、
あとは人柄を見てもらって、会社のニーズと合っていれば採用

みたいな真っ当なやりかたで決まりますよ(それぞれに工夫は必要ですけどね)。

「転職に年齢は関係ない」と言う理由

僕の経験だけだと説得力が弱いので、他の理由も挙げてみます。

40歳以上の転職者は15%以上に

求人サイトdodaの調査で2020年の転職成功者の年齢別の割合は、40歳以上が15%を超えています。

転職成功者の平均年齢調査【最新版】転職するなら何歳まで? 年代別の転職活動のポイントは?
転職するなら何歳まで? dodaエージェントサービスを利用して転職したビジネスパーソンの平均年齢を、職種や男女別、といった切り口で調査しました。20代前半・20代後半・30代前半・30代後半・40代以上の年代別に転職アドバイスも紹介しています。

全体の15%なら、決して少ないとは言えませんよね。
40歳以上の転職はすでに当たり前になっています。

全体の数字も見ておくと転職の平均年齢は32歳、年齢別で言うと25-29歳のゾーンが全体の38.8%で最も多くなっています。

この辺りはイメージ通りだと思いますが、注目はやはり40歳以上で全体の15.5%、前年(14.3%)より1%以上増えているんですよね。

サイトの分析によると、「コロナの影響で景気が後退し即戦力が重視された結果」と言うことでしたが、結局「年齢どうこうではなく、ちゃんと仕事ができる人を採用する」という企業の姿勢がはっきりしたということだと思います。

ジョブ型雇用の促進

ジョブ型雇用が進む中で、中途採用で重視される基準が年齢からスキルに変わってきています。

ジョブ型雇用は、「仕事があって、その仕事ができる人を採用する」雇用形態のこと。
一方、メンバーシップ型雇用は、「人を採用して、仕事を割り当てていく」雇用形態で、今までの日本企業が採用していたものとされています。

ジョブ型雇用は、働き方改革の一環として「同一労働同一賃金」が推し進められる中、推奨されている雇用形態で、労働市場全体の大きな流れになっています。

メンバーシップ型の会社の場合、中途採用(転職)は、「人が抜けたらそれを補充するために採用する」という仕組みで、抜けた人と同じようなキャリアの人を採用していましたが、ジョブ型雇用の場合は「仕事ができた(生まれた)から、その仕事ができる人を採用する」という形に変わっています。

「その仕事をどれだけ上手くやれるか」が重視されるので、年齢の優先順位は相対的に下がることになります。

短期的な雇用を前提とした採用に変化

ずっと言われてきたことですが、終身雇用の概念はずっと昔になくなり、すでに転職を前提とした働き方が普通になっています。

「会社が若い人を採用する」という方針を打ち出していたのは、長期間その会社で活躍してくれることを前提にしていたためです。

でも、今は人が入れ替わるのが当たり前。

「長い目で見て将来性にかける」ことの意味が小さくなり、「今何ができるか」をメインに判断して採用する方が会社にとってもメリットが大きくなっています。

年齢ではなくスキルが問われる時代

ここまで見ていただいた通り、転職活動に関してはもう年齢について気にする必要はないことが分かったと思います。

その一方で、スキルがシビアに見られていることは意識しておきましょう。

「会社にある仕事をきちんとこなせるだけのスキルを身につけていること」が採用のポイントになりますので、ここに不安があると厳しいです。

会社が求めるスキルと、自分が持っているスキルとそのレベルがきちんとマッチしているのか、その見極めはしっかりとしておく必要があります。

転職エージェントなどプロのアドバイスを取り入れながら、会社を選ぶ必要があります。

(転職エージェントについてはこちらの記事で解説しています)

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もし、今のスキルだと厳しいなと感じたらどうするか。

少し戦略を見直して、志望する会社を変えるかスキルアップしてからチャレンジするかですね。

この辺りも転職エージェントと相談するといいと思います。

「入社すること」を目的にせず、「入社後の仕事」まで考えて転職活動の準備をすることが大事、ということですね。

転職のタイミングは自分で決められない

最初にも触れましたが、転職のタイミングはなかなか自分で決められません。
自分で決められる人は幸せです。

実績が認められてヘッドハンティングされたり、キャリアアップのために仕事を変えたり、ポジティブな転職ですよね。

でもそれは、現職で実績を残して認められている限られた人だけが使える特権です。

普通は、

・力が発揮できずに居場所がなくなった
・新しい上司とソリが合わず、体調を崩してしまった
・業績悪化によってリストラ対象となった

など、やむを得ず転職するケースが多い訳です。

そして、その時35歳を超えていたら。

転職35歳限界説があるからと言って諦めますか?
絶対そんなことないですよね。

安心して下さい。
ここまで見てきた通り、今は転職で年齢を気にする時代ではなくなりました。

「今と全く同じ条件」での転職は難しいかもしれません。
それでも、希望に近い会社への転職は十分可能です。

年齢など気にせず、前向きに転職活動を進めて下さい。

まとめ

「転職するなら何歳まで?」と転職で年齢の上限を気にする必要はありません。
会社が求めるスキルがあり、人柄マッチすると認められれば意外とすんなり採用されます。
ただし、スキルがシビアに見られていることは注意が必要です。
会社が求めるスキルを満たすだけのスキルを持っているか、
転職エージェントなどのアドバイスを取り入れて見極めるようにしましょう。

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