・転職活動を始めたばかりだけど、内定を保留することってできるの?
こんなことで悩んでいませんか
38歳で初めて転職活動をした時、実際に内定保留をお願いした経験から、この悩みにお答えします
結論から言うと、内定保留は可能です。
ただ、それなりにリスクがあるので、”やり方”には注意が必要です
転職は人生の大きな選択ですから、慎重に行きたいですよね。
この記事を読めば「内定が出た後」の判断に余裕をもてるようになりますよ。
内定保留は可能 ただし会社事情による左右される
最初にもお伝えしましたが、転職活動中に内定が出た場合に、保留することは可能です。
転職活動は1社に絞って行うことはほとんどなく、複数の会社を並行して進めていくのが通常です。
求人をを出している企業もそのことはよく分かっていて、内定を出した後で保留されるケースを何度も経験しています。
なので、自分が内定を保留しようとしていることが特別なことだと思わなくて大丈夫です。
とはいえ、採用する企業側にも事情があります。
早急に人員を確保する必要があり、入社してくれる人材を早く決めたいという場合などは、内定保留を認める余裕がありません。内定保留する人は避けて、すぐ来てくれる人を採用することになります。
このようなケースは、企業にも悪気はありませんし仕方がないところです。
このように、内定保留はできますが、認められないケースもあるということで、企業側の事情に左右されるのは避けられません。
内定保留→内定取消しにならないための方法
転職する私たちにとって最も避けたいのは、内定保留したことでそのまま内定が取り消されてしまうことです。
そうならないためには「内定保留の伝え方」に工夫が必要で、ポイントは、私たち転職者側と企業側の事情をリアルタイムでシェアしながら期限を決めることです。
内定保留→内定取消しになってしまうのは、
・転職者が内定保留の意思を伝える
・企業側が内定の保留・取り消しの判断をする
というように、お互いがお互いの事情を知らないまま、自分の都合だけで判断を下してしまっているパターンです。こうなってしまうと、相手の決定をただ受け入れるだけで、交渉の余地がありません。
そうしないためにオススメしたいのが、チャット、もしくは、電話で採用担当者に直接伝える方法です。
この方法なら、自分の事情(内定を保留したいということと、その理由)を話すだけでなく、企業側の事情を聞き出しながら、内定保留の可否と期限を交渉することができるからです。
僕の場合は、
「内定いただきありがとうございます。お世話になるつもりでいますが、今回は大きな決断で家族とも相談したいので、返答するまでに少しお時間をいただけませんか。1週間程度いただけるとありがたいのですが」
と伝えました。
こうすると、企業側のリアクションが分かります。
採用に前向きで余裕がありそうなら保留を受け入れてくれますし、歯切れが悪く、難しそうな雰囲気を感じ取ったら、「2−3日でも難しそうですか?」と条件を下げて提案して妥協点を探ることができます。
企業側が「候補が複数いて、保留される場合は別の方を採用する」とスパッと言ってくれれば、そこで決断することができますし、「決断力ないんだね〜」とかイヤミを言うような会社なら、入社後に苦労するだけです。辞めちゃいましょう。
このように、「お互いの事情を理解しながら、妥協点を探る」という過程を大事にすれば、「内定保留→即、内定取消し」のような事態は避けることができます。
内定保留の理由は、「他社の結果待ち」「家族と相談」の2択
内定保留の意思を伝える場合は、必ずその理由も一緒に伝えるようにしましょう。
採用担当者もヒマではないので納得できる理由がなければ、内定保留を認めることはできません。
そこで、どんな理由を選ぶかですが、結論としては「他社の結果待ち」「家族と相談」の2択でOKです。
この2つなら企業側も「仕方ないな」と納得できるものですし、他の候補者も同じ理由を持ち出しているので違和感がありません。
ただ、「他社の結果待ち」の場合は、「どこを受けてるの?」と聞かれると思いますので、その場合は正直に伝えればOKです。それが面倒な場合は「家族との相談」を選ぶのが無難です。
ここは、「おかしな理由」でなければ問題はないので、一般的なものを選んでおきましょう。
まとめ
まとめると、内定保留は可能ですが、企業側の事情に左右されます。
少なくとも「内定保留→即、内定取消し」にならないように、お互いの事情をシェアしながら妥協点を探るようにするのがポイント。
オススメは、チャット、もしくは電話で内定保留の意思を担当者に直接伝えることです。
内定保留は特別なことではありません。本当に大事なのは転職した会社で活躍することです。そのためにも内定後であっても不安な要素を検討して、慎重に判断しましょう。