【転職と年齢】転職何歳まで可能なのか

年齢が上がるにつれて、

・転職は何歳までできるんだろう
・今、仕事がなくなったとして採用される会社はあるんだろうか

と不安に思ったことはありませんか。

不況&「35歳限界説」がささやかれるバリバリの逆境のなか、38歳で転職した経験者から言わせてもらうと、「年齢は低い方が有利だけど、上限を考える必要はない」というのが結論です。

「年齢を重ねてしまったら、転職なんてできるわけない」と萎縮してしまっているかもしれませんが、そんなことはありません。

ここでは、40代、50代と年齢を重ねても転職が可能な理由を解説します。
動き出してみると、年齢は関係なく転職の可能性は広がっているものですよ。

年齢が低い方が転職には有利な理由

いきなりで申し訳ないのですが、「転職市場では年齢が低い方が有利」と言うのは残念ながら事実です(このあとひっくり返すので、安心して下さい)。

理由は主に3つあります。

部下するなら年下の方がやりやすい

1つめは、上司と部下の年齢です。
転職後に配属が決まると上司ができますが、その上司にとって「新入社員が年上だと何かとやりづらい」というものです。

たしかに、新卒で入る会社では「年上が上司」が当たり前ですから、それが逆になるとやりづらさはあるでしょうね。

未経験の職種に慣れるには若い方が良い

若い人は柔軟性があるので、新しい職場、新しい仕事、にも適応しやすいというものです。年齢を重ねると、新しいものを使うのが億劫になったりするので、未知のものへの対応は若い人に分があるかもしれません。

長く活躍してもらえる

若い時に採用すれば、その会社で長く活躍してもらえるというものです。
定年まで働くことを前提にすれば、そうなりますね。

「若い人を採用したい」は思い込みが原因

「年上の部下は扱いづらい」
「若い人の方が仕事を覚えるのが早い」
「若い人を雇えば長く活躍してくれる」

よく言われる、若い人が有利な理由を挙げましたが、よくよく考えてみると、あまり説得力のないただの”思い込み”なんですよね。

「年上の部下」っていいますけど、年齢でどうこう言われる時代って続くと思いますか? 
「採用面接で年齢を聞いちゃいけない」と言われるまでそんなに時間はかからないでしょう。外資系では、上司や部下の年齢を知らないまま仕事をしているというのも普通ですから、日本でも同じような環境になる未来は十分予想できます。

「仕事を覚えるのが早いか遅いか」「新しい環境に溶け込めるかどうか」なんて年齢関係なく人によって全然違いますよね。
地元でずって生活したい人もいれば、いろんな土地でいろんな人とつながりながら生きていくのが好きなひともいます。そんなものは、年齢よりも適性の問題です。

「その会社でどれくらい働くか」なんて、誰にも分からないじゃないですか。新卒採用でも研修期間中に辞める人が普通にいるわけですから、「そんなもの神様に聞いてくれ」レベルの話しです。その職場にハマれば長く働くでしょうし、ハマらなければあっという間に”さようなら”。しばらく同じ職場にいればすぐに分かることです。

結局、「採用するなら若い人」と言うのも、表面的には「年功序列も終身雇用も終わった」と言いながら、本音では「年齢によって序列を決めるのがラク」「この職場で長く働くのが普通」と考えている人の結論に過ぎないのです。

「若い人」を望んでも採用はうまくいってない

それが”思い込み”であったとしても、現実が「転職は若い人有利」だったら、どうしようもないじゃん、と思われるかもしれません。

ですが、企業側も「若い人、若い人」と言って採用しようとするものの現実にはうまく行ってないんですよね。

人手不足は常態化している上に、少子高齢化が確実に進んでいて、若くて優秀な人達はあっと言う間に大手企業に高額の報酬で吸収されてしまいます。

もちろん会社は大手ばかりではありません。中小企業も全国に380万社以上ありますから、全ての会社が「若くて優秀な人」を望んでも思い通りに採用できるわけないんですよ。

気にすべきは年齢ではなく「自分の武器」と「行動力」

「若くて優秀な人」が採用できない今、企業側はどうするでしょうか。

”年齢”以外の要素で採用を判断せざるをえなくなります。

会社の採用って「若い人を採る」ためにやる訳じゃないですよね。
会社で求められる仕事をやってもらうために採用するわけです。

とすれば、年齢なんて気にする必要ないじゃないですか。
結局、

・会社が求める能力があるか
・会社が求める水準まで成長してもらえそうか

という、シンプルな基準で判断するしかありません。

気にすべきは、年齢ではありません。
「会社が求めるもの」と「自分が持っているもの」がマッチするかどうかです。

採用はどんどんシンプルになっていきます。
会社が必要とする能力があれば採用される、なければ採用されない。
それだけです。

あとは「どれだけ動けるか」が勝負。
自分が望む会社、職場への転職を実現しようとするなら、年齢を気にしている場合じゃないです。

とにかく、素早く動いて自分を売り込む機会を逃さないことです。

繰り返しますが、年齢は気にしなくていいです。
それまでに積みかさねてきたスキルと経験を武器にしましょう。

・自分が持っているモノを明確にすること
・自分が持っているモノを求めている会社に出会うこと
・(その出会いのために)素早く動くこと

今までに磨き上げた「自分の武器」と躊躇せずにチャンスを掴もうとする「行動力」を大事にする。

それができれば、転職活動でも成果が得られるはずです。

まとめ

転職では年齢の上限を気にする必要はありません。
「自分がもっているモノ」を明確にして、それをもとめる企業に出会うために行動を増やしていくことで、自分にふさわしい転職先が見つかる可能性を高めることができますよ。

とはいえ、早く動いた方がいいのは間違いありません。
同じような武器を持ったライバルも転職市場にはたくさんいますからね。
チャンスをたくさんつかむためにも、”行動”を重視しましょう。

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