・いつでも転職できるように準備したいけど、どんな方法があるか分からない
・今の働き方を続けられるか不安。このタイミングで転職を考えたいけど、その方法が分からない
こんなことで悩んでいませんか。
38歳で転職活動して外資系企業に転職した経験からお答えすると
転職の間口は広くしておけ
なかでもリファーラル(知り合いの紹介)はオススメ
ということになります。
一般的には、転職の仕方には形があって、それに従って転職活動が進んで行くようなイメージがありますが、実はそんな堅苦しいモノだけではありません。
様々な方法を試しながら、その中で自分に合う仕事に出会えばそれでOKです。
これから転職活動を始めようとしている方、転職活動を始めたものの、うまく行かずにテンションが下がっている方も、この記事を見れば転職の仕方にも色々な方法があり、可能性が広がっていることが分かるようになりますよ。
3つの転職方法をご紹介
転職エージェント
転職活動をはじめるなら、まずはここから。
転職エージェントに登録しましょう。
転職は現職で仕事を続けながらの活動になるのでとにかく時間がありません。
転職の専門家(エージェント)のサポートをうけながら転職活動を勧めるのが最も効率のよい方法です。
詳しくはこちらの記事でも紹介していますが、
簡単に説明しておくと、転職希望時期、自分が希望する業界、職種、収入、勤務地、などを登録しておくとエージェントから連絡があり、面談の中で、希望する条件を伝えて、該当する案件があると紹介してもらえます。
紹介された案件の中から応募先を決めると、面接対策、職務経歴書の作成アドバイスなど、内定獲得のために必要なサポートが受けられる、という流れです。
慣れていない転職活動に、独りで立ち向かうよりも、転職事情に精通したプロと一緒に進めた方が、孤独を感じたり挫折したりすることなく、何かとスムーズに進むことは間違いありません。
何より、ナマの情報が得られるのが大きいです。転職活動の経験があっても状況が変わっていることもありますからね。リアルな転職市場の状況を把握するだけでも大きな価値があります。
無料なのもありがたいところ。
転職活動のスタートはエージェントに登録するところから始めましょう。
転職サイト
情報を集めるという意味では、転職サイトへ登録するのも転職活動の初期にやっておきたいところです。
転職サイトでは、プロフィール、職務経歴、自己PR、転職先の希望、などを登録しておくことで、該当する案件を紹介してもらえたり、興味を持った企業から直接面談のオファーが受けられるなどのメリットがあります。
該当する案件や企業からの面談のオファーはメールで受けられるので、受け身で情報を受け取れるのが面倒くさくなくていいです。
また、希望する条件を入力して、該当する求人情報を検索することもできるので、どのような業界に求人が多いのか、どのような職種にニーズがあるのかをおおまかに知るためにも役立ちます。
こちらも転職エージェントと同じく無料で登録できるのも嬉しいところ。
情報収集という意味では、案件数最多の「リクナビNEXT」へ登録しておけばまずはOKです。
会社に直接応募
転職エージェント、転職サイトで情報が集まったら、自分が気になる会社の公式サイトを見に行きましょう。
人が欲しい会社は、採用フォームを必ず設置していますから、そこを覗いてみます。募集要項を見て興味があればフォームの指示に従って、自分のプロフィールと簡単な職務経歴、自己PRなど必要事項を書いて、こちらからアプローチします。
そんな感じでいいの?
と躊躇するかもしれませんが、知名度が低かったり採用にお金をかけられない会社は、自社のHPからも採用を行っています。
「どうせ年齢で蹴られるだろう」など勝手な解釈をして消極的になる必要はありません。会社は様々でそれぞれに事情がありますから、採用基準も色々です。こちらが考えるよりも真剣に人を探していることもよくあります。
うまくいくかどうかはお互いの相性次第ですが、「自分が興味を持った会社とつながりを持っておこう」くらいの気持ちでチャレンジしてみるといいと思います。
とにかく、間口を広げることが大事です。
知り合いにお願い=リファーラル採用を目指す
知り合いに「転職先を紹介して下さい」とお願いしましょう。
友達や知り合いの紹介で転職する方法を「リファーラル採用」といいますが、30代以上の人には本当にオススメです。
知り合いなら自分の能力や実務経験、性格などをある程度理解してくれていますから、それに合いそうな候補を紹介してくれる可能性が高いです。
また、先方の事情もよく分かっていますから、先方の意向と合うかどうかも判断して紹介してくれるので、「お互いの熱量が全然違ってた」みたいなことがあまりないのも嬉しいところ。
なので、短時間であっというまに決まることもよくあります。
「転職は、サイトに必要事項登録して、先方からOKがあれば、職務経歴書作って、自己分析して、面接のアポとって、面接して…」のようなテンプレで進んで行くもの、というような思い込みがあるかもしれませんが、それだけじゃないです。
リファーラル採用のようにカジュアルに進んでサクッと決まったりするものも、普通にありますよ。
実は僕も最終的に転職先を決めたのは、この方法でした。
職場の先輩に相談して紹介してもらったのですが、自分が希望する条件で採用してもらえたので、有り難かったです。
リファーラル採用で大事にして欲しいのは、とにかく声を上げること
「転職先を探しています」「こんなことができます」「こんな実務経験があります」「私に合いそうな仕事があれば紹介して下さい」など、社外にいる友達、先輩、後輩、学生時代の友人などに、仕事を探しているのが分かるように、繰り返し伝えるようにしてください。
現職で仕事を続けながらの活動になるので、伝える相手にだけは注意して下さい。伝える時にも、「誰にも言わないように」と釘を刺すようにして、今の職場にできるだけ伝わらないように注意しましょう。
場合によっては伝わってしまうかもしれませんが、面倒なんでしらばっくれてればいいです。相手にしたりせず、しれっとスルーして続けましょう。
リファーラル採用の注意点は、「絶対に不義理をしない」こと
リファーラル採用を進める時に、注意して欲しいことがあります。
それは、
紹介してくれた人、先方の企業に不義理をしないことです。
紹介してくれた知り合いの顔に泥を塗るのは論外ですし、時間を作ってくれた先方に悪い印象を与えてもいけません。
入社するかどうかの判断はキッチリやるべきです。紹介されたからと言って入社しなければいけないなんてことはありません。
ただ、遅刻したり、連絡をこまめにしなかったり、断りのあいさつもなく勝手に他の会社に決めてしまう、など非礼な態度を取ることは許されません。
いつも以上に丁寧に慎重に対応して、仮に採用にならなかったとしても「これから先どこかで一緒に仕事をしたい」と思ってもらえるように、紹介してくれた知り合いに「素晴らしい人を紹介してくれてありがとう」と言ってもらえるように、
「紹介して、紹介されて良かった」と思ってもらえるような態度で臨むことを強く意識しましょう。
それは、必ず自分の転職活動に、さらには今後のキャリアにプラスになって返ってきます。
まとめ
転職の仕方は1つではありません。
いろいろな可能性があるので、とにかく間口を広げておきましょう。
最初の1歩は、転職エージェント、転職サイトへの登録。
ここは何よりも先にやっておきましょう。登録も簡単なので時間もかからないし、無料なのでスタートにはうってつけです。
(転職エージェントの詳しい解説)
転職エージェントで情報を集めた上で、十分な実務経験がある、何ができるかが分かっている、30代にとってはリファーラル採用の可能性を積極的に探ってもらいたいです。
自分では予想していなかった面白い転職先に巡り合うかもしれません。
とにかく動くこと、そして早く始めることが転職成功のカギです。
躊躇している間に、他の人はどんどん新しい職場にチャレンジしていることを覚えておいて下さい。
小さなことでもいいので、まずは始めてみてみましょう。必ず新しい発見と、仕事に対する意識の変化が感じられますよ。