【転職時のマナー】転職先は上司や同僚にも言わなくてOKなのか

・転職先が決まったけど、どこまで言って良いのかな

・転職先を上司が聞いてきたときはどう答えればいいの

そんな疑問はないでしょうか。

僕が38歳で転職した時の経験からすると、「転職先は言わない」方がいいと言うのが結論です。

この記事では転職先が決まっても、転職先を言わない方が良い理由と、転職先を聞かれた時の具体的な対応を解説します。

転職先が決まった後の振る舞い方を事前に知っておけば、安心して転職を決断することができますよ。

結論:基本は言わない だけど…

転職先については、基本的には言わなくていいです。
法律上も何の問題もないですしね。

ただし、「お世話になったな」と思う人、「これからも付き合いたいな」と思う人で、秘密を守ってくれそうな人に限っては、転職先は伝える方がいいと思います。

転職活動は外部の転職エージェントなどを使ってコッソリ行うのが通常なので、自分で言わない限り「みんなが知っている」という状態にはなりませんが、

それでも今の職場でお世話になった上司や仲の良い同僚(転職の相談もできるくらいの間柄の同僚)で信頼できる(秘密を守れる)人には、きちんと経緯を話して具体的な転職先を伝えておくべきだと考えています。

転職って人生の中ですごく大きなイベントですよね。それを共有することって人間関係を作る上では大事なことなんですよ。

たとえば、結婚もそう。

上司や同僚に何も言わずに結婚することはもちろん可能ですけど、きちんと伝えてもらえると「仲間だと思ってくれているんだな」という気持ちになります。

転職すると、前の職場との縁が切れるというイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。その後のキャリアに影響を与えるのはもちろん、そこで築き上げた人間関係はその後にも残ります。

在職中よりもやめた後の方が、人間関係は大事になりますから、「この人とは長くお付き合いしたい」という人とのつながりは、大切にするべきです。

なので、「お世話になったな」と思う人、「これからも付き合いたいな」と思う人で、秘密を守ってくれそうな人に限っては、転職先は伝える方がいいんです。

秘密を守れる人がどうかは、普段の仕事ぶりを見れば判断できるはず。

過去に転職していった人の内情をペラペラ喋るような人は信用できないですし、口が軽い人は何でもすぐ話しますからね。
少し観察していれば分かると思います。

僕も数は少なかったのですが、上司1人と同僚2人には具体的な転職先を含めて伝えました。

そして、それ以外の人には何も話しません。

人によって差を付けるようで気持ち悪いですが、基本は話さない、特定の少数の人(多くても2−3人)に限って話す、ようなイメージですね。

ただし、「お世話になった人、信用できる人が全くいない」「倫理観が欠けていて、職場全体が人の足を引っ張ることが平気」というような場合は、誰にも言わないようにしましょう。

転職後の人間関係を考える必要はありません。

忍びの者レベルの極秘裏の行動が吉です。

転職先を言わない方がいい理由

「転職先は、基本伝えない」と説明しましたが、なぜそのような対応が必要になるかは3つの理由があります。

転職後の人間関係を良好に保つため

転職先の会社が今の会社よりも評価が高い会社だった場合、嫌な思いをさせることになる可能性があります。

嫉妬ですね。

転職先に悪評を流すなど、転職を妨害するような悪質なことはないかもしれませんが、転職後の関係がギクシャクするようなこともあるので、余計なリスクを負わないためにも転職先は言わない方がいいです。

転職の決意が揺らぐかも

転職先を伝えると引き留めにあって、転職の決意が揺らぐ可能性があります。

特に同じ業界やライバルが転職先だった場合、上司がかなり神経質になることがあるので、そんな状況を招かないためにも、言わない方がいいですね。

転職までの引き継ぎ業務の質が落ちる

転職することが広く伝わると、現職からの解放感がすごくて気分はいいのですが、反対に転職までの引き継ぎのモチベーションが落ちてしまいがちです。

最後まで集中して業務を行うためには、一定の緊張感があった方がいいので、転職先のことは言わないのがいいです。

転職先を聞かれたときの対応

では、転職先を聞かれてしまったときの対応を説明します。それは、

業界、業務内容、のみを答える

という方法です。

たとえば、「どこの会社に行くの?」と聞かれたら

「製造業の管理部門の予定です」

のように答えます。

これだとあいまいすぎて、さらにツッコミが来ると思います。
具体的な会社名を聞かれたら、

「いや、まだ正式に決まっていないので」

と言って逃げてしまいましょう。

これ、最初に「予定です」と答えているのがポイントで、
これなら実際に決まっていない場合はもちろん、「内定」が出ていても、「予定」の範囲内なのでウソはついてないんですよね。

なので、変にオドオドしたりせずに答えられて、質問をかわす答え方としてはベストです。

まとめると、

・業界と業務内容、のみを答える
・(さらなるツッコミには)「いや、まだ正式に決まっていないので」で逃げる

のが転職先を聞かれてしまった場合の具体的な対処法になります。

まとめ

嫉妬されて人間関係が面倒になったり、引き留めにあったりするリスクを軽減するため、転職先は基本的に伝えないのがいいです。

もし、転職先を聞かれたら、業界と業務内容のみこたえる、「まだ正式に決まっていないので」と答えておけば、上手に逃げることができますよ。

転職後のことも考えて、転職先を答えるかどうかも事前に準備しておきましょう!

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