・転職を考えているけど、どんな企業を選べば良いのかわからない
・転職先としておすすめの企業ってどんなところ?
そんな悩みはありませんか。
僕は38歳で転職していて転職の相談をうけるのですが、そのたびに思うのが、
「転職で何を優先するかは人によって全く違う」
「だから、おすすめ企業も人によって全く違う」
ということです。
この記事では転職先の会社をどのように選ぶのが良いかを、僕自身の経験と転職希望者から受けた相談を踏まえて説明します。
人によっておすすめの会社は違うので、具体的な社名を挙げることはできませんが、実際の経験からどのような視点で転職先の会社を選んだかを説明しますので、「転職先をどう選べば良いか」で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
「優先順位の高い条件を多く満たす会社」を選ぶ
「どんな会社を選ぶか」
転職活動を始めると必ず考えなければいけない問題です。
もちろん、自分の希望を全て満たしてくれる夢のような会社はありませんから、自分が希望する条件に優先順位を付けて、「優先順位が高いものを、少しでも多く満たしてくれる会社を選ぶ」のが王道でしょう。
業種、職種、収入、ポスト、必須スキル、勤務地、就労時間、休日、リモートワークの有無、福利厚生、など、考えられる条件を挙げて、優先順位の高い順に並べ、転職候補となる会社ごとにの条件を書き込んで比較していきます。
表にして比較してみると、各社が求めている人材が客観的に分かるので、自分がそこにハマるかどうかも想像しやすくなります。
この段階で結論が出せればOK。
でも、転職先の候補になっている会社はどれも自分に合いそうなところがあるから候補になっている訳で、どうしても選べない場合があります。そのようなときに、次に紹介する視点で検討します。
「うまく行かなかった時に何が残るか」で決める
どの会社も自分の希望条件をある程度満たしていて、甲乙つけがたいことがあります。その場合は、
「転職してうまく行かなかった時、何が残るか」
という視点で検討してみましょう。
「転職する前からそんなこと考えるの?」という気持ちもごもっとも、なのですが、転職先で自分が活躍できるかどうかは、ぶっちゃけ入ってみないと分かりません。
職場にうまく溶け込めずに、実力が発揮できないこともありますし(転職してすぐの僕がそうでした)、会社の方針が変わって、今までやったことがない仕事をやらされることもなくはないです。
で、そんな最悪の事態が起こった場合、転職したことを後悔するのはいいとして(よくはないけど)、それでも自分に何か残るものがあれば、その転職はプラスの価値があったことになります。
次の転職の機会にアピールできる材料が増えて、転職市場での価値は高められるのは大きなメリットです。
僕の場合は「やめても経理の実務経験と外資系企業で仕事をした経験は残るな」と思っていたので、「この転職はどう転んでもおいしい」と考えていました。
このように、王道にあたる「希望条件に優先順位をつけて比較」だけでは選べない場合には、「うまく行かなかった時に残るもの」という視点を付け加えて検討すると、スッキリ決断できるようになります。
まとめ
”おすすめの転職先”は、人によって全く違います。
転職の希望条件に優先順位をつけて、より多くの条件を満たしてくれる会社が、その人にとってのオススメ企業。
ただ、似たような条件の会社でなかなか選べないのが通常なので、「うまくいかなかった場合に何が残るか」の視点を加えて検討すると、悔いのない選択ができます。
よくある「おすすめ企業ランキング」は全く参考になりません。
本当の「おすすめ企業ランキング」は、転職する自分の中にしかないんです。
自分だけの「おすすめ企業ランキング」を作るために、「この企業で何が残るか」の視点は大いに役立ってくれますので、ぜひ使ってみてくださいね。